ー 半島移民の国であることを強く示唆 ー
日本という国号は、天武天皇(在位 673〜686)の時代から使い始めたという。702年の遣唐使が公式に(倭ではなく)日本と名乗り、これを唐も認めて正式となった。それ以前の原型として、推古天皇の有名な「日出ずる処の天子・・・」文書(607)がある。さらに以前の、国号・日本の起源はどこにあるのだろうか?

もし日本に居るだけならば、「日出ずる処」とか「日の本」という発想は出てこない。太陽は東の海か山か平原から上がるので、自分達が住んでいる場所が「日出ずる処」とは決して思わない。発想し得るのは、西側近隣に位置する外部の人である。古代において、それは事実上、朝鮮半島南部に限られるだろう。