7/1、政府は唐突に、韓国への半導体材料の輸出管理を厳しくすると発表した。フッ化ポリイミド、レジスト、(超高純度)フッ化水素の3品目につき、輸出ごとに審査・許可する方式に切り替える。この3品目は日本企業が9割超の世界シェアを持ち、もし輸出が滞ると韓国の主力産業である半導体、ディスプレイ業界に深刻な影響がある。主な顧客企業は、Samsung電子、LGエレクトロニクス、SK Hynixなどである。 続きを読む 対韓輸出規制、日本にマイナスばかりの愚行
カテゴリー: 経済
日本に健全な民主主義を
安倍政権は憲法を壊し、統治機構を壊し、民主主義を壊している。安倍政権を倒した後も、日本に健全な民主主義を取り戻し発展させるため、継続的にやるべきことが山積している。たんに破壊を修復する対症療法だけでなく、ボトムアップの経済、報道の自由、主権者教育など根本的な対処が必要であり、安倍政治的な悪い芽を封じることにも直結する。これらをマンダラートの手法に習い、8カテゴリー×8項目のテキストにまとめた。マンダラート版はこちらで、ほぼ下の画像の通り。
失政ばかりの安倍政権は裸の王様、原発がアキレス腱
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大手メディアとの癒着・報道統制だけで存続
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「明治憲法復活、大日本帝国への回帰」が最終目的
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思いつきのカジノ法案は突っ込み所
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1%の利益のために、99%を犠牲にするからダメな経済政策
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原発は世界的に終焉へ、安倍「原子力ムラ」政権のアキレス腱
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対立軸は「日本国憲法三原則の堅持」と「99%のための政治」
安倍政権と対峙し始めて3年目、政権の浅薄な実態がはっきり見えてきた。政策はやること全てが上手く行かず、ことごとく外して失敗と言える。本稿は、政権の中身と失政を纏めて、攻め所を考察したい。外交も昨秋からのデタラメさと失敗は目を覆うばかりであり、別稿に纏めた。 続きを読む 失政ばかりの安倍政権は裸の王様、原発がアキレス腱
世界的に終焉が見えてきた原子力発電
2011/3/11からほぼ6年になろうとする昨今、世界的に原子力発電の終焉がはっきりと見えてきた。事業として成り立たたず、関連企業は大赤字で、世界各国で建設計画が中止となり、一方で代替となる再生可能エネルギーがどんどん普及してきただけでなく、石炭火力よりも低コストとなってきた。もはや原発を使う理由は皆無である。安くなく、10万年もの放射性廃棄物管理が必要で、もし事故が起これば天文学的費用が発生する原発は、出来るだけ早く終わらせることだ。
東芝が6800億円もの巨額損失を、原発事業で計上するという。東芝は昨年も、原発事業の子会社・米ウエスチングハウス社(WH)の資産価値を2600億円も減損する処理を行ったばかりである。今回は、そのWH社がただ同然で買収した原発建設会社「CB&Iストーン・アンド・ウェブスター」が、受注している原発の建設コスト上昇のため、実は巨額の含み損を抱えているというのだ。詐欺とも思える買収取引だが、原発事業はもはや「ババ抜きゲーム」の様相を呈しており、間抜けな東芝の経営者がまたもやババを掴まされたのだ。東芝は解体必至である。 続きを読む 世界的に終焉が見えてきた原子力発電
1%対99%
現代の経済的・政治的問題は世界共通に「1%対99%」に起因しています。少数の大企業、超富裕層、特権階級(1%)が富の大半を占める一方、大多数の一般国民(99%)はむしろ貧しくなっています。実質賃金が、日本では過去20年間で15%も減少し、米国では過去45年間にも亘って停滞・下降気味です。
左図は、99%のための政治と1%のための政治の対比表で、安倍政治を念頭に置いています。pdf版はこちら。 続きを読む 1%対99%
TPPの論点
フライヤー:「実質賃金」、「あなたの選択」
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「実質賃金」:画像をクリックして拡大。pdf版はこちら。
政府や公的機関が公表している統計から、先進国の中で日本だけGDP成長が停滞し、実質賃金が過去20年間下がり続けている実態、消費税と非正規雇用比率との相関が浮き彫りになる。