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小林節氏、自民党は「明治憲法の復活」を指向している

6/4衆議院憲法審査会(写真)で戦争法案を違憲と断じた参考人の一人・小林節氏(憲法学者、慶大名誉教授)は、実は限定的な集団的自衛権を認める改憲を唱えていた。改憲論者ゆえに自民党から近づかれ、長らく自民党のブレーンを務めていた。その彼が「安倍的“壊憲”」など痛烈な批判を浴びせて反対派の急先鋒に回ったのはなぜなのか?

いやむしろ彼からすれば、自民党があり得ない方向に暴走し始めたために、全力で阻止に回ったというのが正しい見方と思われる。彼が自民党から決定的に離れた理由の一つは恐らく、2012年4月発表の自民党憲法改正草案であろう。小林氏はそれを:

自民党の改憲案は要するに明治憲法に戻ろうとする『時代錯誤』の一語である。そもそも憲法とは主権者たる国民が権力者を縛るためにあるのに、自民党のは真逆の間違った観点になっており、支配層である彼ら権力者が“エセ憲法”で臣民を支配という意識が見え隠れしている

と評している。私も草案を一瞥して驚いた。もはやかっての自民党ではない、日本会議に支配された極右政党に中身は変わっていたのである。

戦争法案は主権者たる国民が制定した憲法(特に前文と9条)を意図的に壊すもので、政権による国民への反逆(クーデター)に等しいゆえに、小林氏を始めとして法曹界はこぞって反対している。

なお現在、小林氏は護憲的改憲論(自衛隊を明記、集団的自衛権は否定)に転じている。


伊藤真 弁護士による自民党憲法改正草案の分析と解説 

4つの大きな問題点を指摘:
・立憲主義から非立憲主義へ
・平和主義から戦争をする国へ
・天皇の元首化と国民主権の後退
・権利拡大には後ろ向き、義務拡大には前のめり

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