日本の伝統とは <==> 大日本帝国は異端・反伝統的

  • 共存共生社会       <==> 軍国主義、兵営国家
  • 天皇は実権を持たず象徴的 <==> 天皇は現人神、神聖にして侵すべからず
  • 自然への畏敬(八百万の神)<==> 国家神道・天皇一神教
  • 地方分権と価値観の多様性 <==> 徹底的な中央集権
  • 外来技術・文化を尊重   <==> 中韓を蔑む、八紘一宇、鬼畜米英
  • 平安中期まで女系社会   <==> 男尊女卑

日本の伝統と聞けば、戦前戦中の大日本帝国を連想するかも知れないが、それは全くの間違いで、むしろ真逆であることを論じるのが本稿の目的である。別稿および前稿でも述べたように、大日本帝国は、日本の歴史上では異端であり、反伝統的、例外的な時代である。意図的に日本の伝統の多くをかなぐり捨てて、徹底的に西洋列強を真似することで、彼らに追いつき対抗しようとした。その結果は言うまでもなく、一億総玉砕の崖っぷちまで自らを追い詰めた大失敗である。日本国憲法を掲げる現在の日本国のほうが、はるかに伝統的な日本に近いと言える。 続きを読む 日本の伝統とは < ==> 大日本帝国は異端・反伝統的

共存共生と弱肉強食:日本と他文明

世界の中で、日本は一国だけで独自の文明として分類されているようである。世界史は支配と被支配の戦闘に綴られ弱肉強食の淘汰が当たり前であるのに対し、日本の独自性は共存共生社会であり、それは特有の地理的・気候的な特徴(島国、安定して多い降雨量、複雑で山がちな地形など)から培われたことを本稿では論じたい。

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http://bigissue-online.jp/2013/11/11/shinoda-san-2/ より

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現在の生長の家はリベラルエコロジー教団

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谷口雅宣氏

「過去の生長の家」に関してこれまで数編の記事を書いてきたが、現在の生長の家教団は全く別物であることを改めて強調したい。1983年10月以来、右翼運動からはすっかり手を引き、リベラルエコロジー教団となっている。現総裁・谷口雅宣氏(1951)は、ブログを読む限り、何事についても論理的で筋が通り、従ってリベラル的である。彼の記事のいくつかを紹介して、エールを送りたい。

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生長の家原理主義とは:「古事記と日本国の世界的使命」の妄想

JpnMission<本書の要約>

  • 『古事記』は神代の歴史であると同時に、未来への預言
  • 日本天皇陛下の御統治は『知ろすめす』である
  • 日本人は優良民族である
  • 日本の国土が全世界に拡り、天皇陛下が世界を統治し給うべき御位を持つ
  • 敵はユダヤ民族の世界征服の野望であり、その現れが共産主義国・ソ連
  • 日本国の使命を信じ、一致団結するために、国民思想を作興すべく生まれたのが『生長の家』

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右翼とは何か:支配と人権抑圧

XiJinping中国政府は極右である。安倍政権も極右であり、両者のやることには似た者どうしで類似点が多い。と書くと「共産党の中国政府が極右とは!?」と思われるかも知れないが、共産主義であろうとなんであろうと、右翼・左翼の語源に遡って考えれば当てはまってしまう。

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大日本帝国は日本の歴史・文化・伝統上の例外で、大失敗例

IseShrine日本会議や神政連が「皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有」、「日本の歴史と国柄を踏まえた新憲法」などと言うとき、想定しているのは大日本帝国であろう。しかし大日本帝国は日本史上の特異な一時期であり、本来の日本の歴史・文化・伝統とはかけ離れた例外であり、回帰すべきものではなく、特大の失敗例であることをはっきりさせたい。

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